01.12
WW2米軍 スリング(コットンスリング、レザースリング)
2次大戦時の米軍のスリングを紹介していきます。
こちらはカーキ生地のM1ガーランド等に使用された厚手生地のスリングです。右の写真のようにバックル(挟み込んで固定する部品)の裏側がフラットです。こちらに盛り上がりのあるのは戦後のモデルとなります。
こちら金具による腐食があるスリングですがフラットバックルで、1944年S.M.Co.のスタンプが見えます。
同じ44年SM Co.の完全な状態のものです。
こちらは未使用品です。SM Co.がBM Co.に見えるのでよく間違われます。
スタンプが薄くなっていますがATLAS 44と読めます。カーキ生地です。
こちらははっきり文字が残っています。
こちらは1次大戦時のライフル用Kerrノーバックルタイプと呼ばれるスリングです。薄手の生地で、トンプソン短機関銃等に使用されました。
M1カービン用カーキ生地スリングです。先端部を止める金具が縁のみでCの字に見えるためCティップタイプ、と呼ばれています。ティップ金具と8の字のバックル金具はグレーのパーカライジング仕上げです。
メーカー名NS=NATIONAL POSTAL METER社 はっきり残ったカーキのCティップタイプです。
こちらはOD色のものです。SM Co.1944年と思われます。44年ころから導入された、防カビ処理(Moisture and Fungus Proofing)のスタンプも入っています。45年ころから金具が板状のDティップモデルとなります。
こちらもSM CO.ですが年号が読めませんね。1944に見えます。
こちらは1次大戦から80年代まで使われたレザー製のM1907スリングです。MILSCO1943の刻印があります。
こちらはに刻印がなく、スタンプで1986年12月と押されています。M1A(M14)の樹脂ストックのものに装着されていたようです。
レプリカのスリングも紹介します。
M1カービンのカーキ生地Cティップ金具です。スナップは2次大戦によくみられるKliKitの刻印のものですが表面につやがあり薄い素材です。長さ調整のスライド金具の裏にUSAの文字と楕円の中にWの刻印(ウォーターベリー社のもので戦後のM1カービンバックルで使用されているものです)があります。
Dティップのものです。金具は無刻印で艶があります。
こちらはOD色のレプリカです。
ガーランド用のレプリカです。S.M.Co.1944のスタンプがありますが、金具は山付きバックルで、艶消し黒のスプレー塗装です。コットン生地の色もライトというより青みがかったOD色という感じです。ティップの金具のみブルー仕上げで艶があります。
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