11.16
WW2 ペーパーアイテム(徽章ガイド、エリアガイド、配給カード、地図など)
タイトルの画像は第2次大戦時のアメリカンエクスプレストラベラーズチェックの広告です。これは当時出征する兵士向けに配られた徽章ガイドですが、トラベラーズチェックのメリットや使い方が書かれています。店や銀行で、店員や窓口の人の前でサインしないとキャッシュに換金できないチェックというものは日本ではあまり普及しませんでしたがサイン文化のアメリカには馴染み、旅行者だけでなくキャッシュを持ち歩いてもなくしたり盗まれたりする可能性の高い戦場へ向かう兵士たちにも使われたそうです。 ベトナム戦時のペーパーアイテムはこちらで紹介しています。
中はカラーで当時の各陸軍師団、陸海軍の階級章や兵科章の説明があります。
こちらはスポンサーなしの純粋な徽章ガイドです。
ワンポール社のトニックの広告入り徽章ガイドカードです。厚紙に刷られています。
ミルク会社のメドウゴールド発行の徽章ガイドです。
より詳細に解説した元海兵隊大尉のアームドフォースガイドです。陸海空海兵の他コーストガードも解説してあります。
海兵隊の募集ステッカーです。Tell it to Marinesというフレーズはいくつかの意味で使われますが、2次大戦中のポスターのものは「悪が存在するなら海兵隊に言え、彼らが何とかしてくれる」というニュアンスです。1次大戦当時当時、市民が怒りで背広を脱ぎ捨て入隊するシーンを描いたポスターがあり、そこでこのフレーズが使われました。これは当時のドイツに対する怒りと、それに対して戦うために海兵隊に入隊することを狙ったものです。5cmx10cmのサイズです。
1944年当時のETO(ヨーロッパ戦線)の米軍配給カードです。
毎週配布されるビール、ソフトドリンク、タバコ、キャンディー、ガム、クッキー、マッチ
2週間ごとに配布されるピーナッツ、石鹸、剃刀の刃。4週間ごとのフルーツジュース、歯磨き粉、髭剃りクリーム、便箋、封筒、パイプクリーナー、ハンカチ。
8週間ごとの歯ブラシ、トランプ、櫛、デオドラント、乾電池、ライターの石・芯、ライター、インク、ワセリン、ハンガー、缶価値、ネスカフェ、パイプ、靴磨き、ティッシュー、フェイスタオル、バスタオル
などが書かれていて、配給時にペンでチェックして消すようなっています。
こちらもETOのレーションカードです。
陸軍の入院している傷病兵向けの
海外派兵時の注意書き(Vメールの書き方、行動や会話の注意事項など)とヨーロッパ戦線のレーションカードです。
リプレースメントデポで、海外への輸送船に乗るまでの間に準備すべき事項をまとめた将校向けのハンドブックです。
こちらはレーションカードと言っても1945年の将校衣類用のものです。ジャケット、コートからスカーフ、徽章、スリッパハンカチ、ネクタイなどが書かれています。
滞在許可カードです。6月22日の6時から22日の21時までの間、パリへ訪問する許可が表示されています。71st Inf.D Companyの一等兵のものです。
戦後進駐軍である第1騎兵師団の東京司令部発行のクラスAパス(休暇許可証)です。1946年12月に2日間の休暇が許可されています。裏に本人の身長、目の色などの特徴が書かれています。
こちらも戦後のものと思われますが、M1ガーランドライフルを支給された際の受取証です。104歩兵連隊の兵士の名前とライフルのシリアルナンバーが書かれています。
1945年8月、終戦時の退役軍人向けのガイドブックです。恩給、保険、仕事の探し方、家族のケア、制服の返却など細やかなケアがされていたことがわかります。
米陸軍の入院中の兵士向けの雑誌Outfitです。世界中の各部隊の状況が集められており、元居た部隊の状況がわかるようになっています。
マッカーサー将軍(4つ☆の大将時代)のアイロンプリントです。当時もTシャツなどにプリントしたのでしょうか?
荷物用タグです。1941年の日付です。裏は税関申告書になっています。
海軍のエアトランスポートサービスは太平洋戦争開始と同時に作られた海軍の兵員輸送網で13の飛行隊(VR)と500機以上の輸送機を要する組織でした。こちらは第8飛行隊の搭乗者向けのパンフレットで、展開エリア(米本土からオアフ、ミッドウェイ、赤道の各諸島、グアムまでの各行先地の解説航空機やサービスの説明が書かれています。
陸軍のエアトランスポートサービス隊員向けのハンドブックです。
Troop Assignment card 輸送船による海外航海中の部隊配属カードです。配給カードも兼ねており、食事を配給されるたびに縁の数字の部分を丸い切符切りでカットされます。また、兵士の船内の寝台番号が記載されます。
陸軍航空隊のフィジカルレコードカードです。
兵士向けに発行された紙やマッチなど身の回りのものでできる簡単なゲームを紹介したハンドブックです。戦場の兵士は乗る時間もないほど忙しいですが、作戦前や移動などの待機中は時間が余って退屈するため、このような冊子が配られたそうです。
グッドニュースパブリッシング社から発行された当時の戦記集です。
当時の有名な詩人ジョン・メースフィールドの詩集です。アームドサービスエディションで、当時軍から兵士たちに配られたものです。
ニュージャージーのキャンプキルマーのガイドブックです。このキャンプはヨーロッパへ出征する兵士たちが出発前に過ごす場所で、ここからニューヨークの港湾の輸送船に乗り各地に派遣されました。
ルイジアナ州にあるリビングストン訓練基地での生活や訓練の様子を写真で紹介したものです。入隊した兵士が家族や恋人などに基地の様子を伝えるためのものです。
同様にバージニア州パンプトンにあるラングリー陸軍航空隊基地(現在空軍基地)の生活・訓練風景の紹介ブックです。
ヨーロッパ戦線(ETO)従軍者の持ち物から良く見つかる当時の100万分の1ロードマップ「フランス」です。蛇腹織りの大型地図48x95cmが2つ、フランス南部北部に分かれて付いています。
ETO従軍者の持ち物にあった占領直後の第3軍のミュンヘン付近の観光ガイドです。戦争直後なのにすでに観光地ととらえているところがすごいです。
オイルのESSO社が発行したWW2ウォーマップです。太平洋戦域版で、日本へのロードマップとなっています。
B25が表紙のバージョンです。ヨーロッパと世界全域のマップです。
各エリアのポケットガイドです。米軍が展開する地域の情報がまとめられています。
北アフリカ
オランダ領東インド(インドネシア)
パリ
ニューカレドニア
イギリス1944年 表紙裏にイギリスのスタッフの住所が書かれています。
フランス語フレーズブック(会話集)1944年
ドイツ語フレーズブック 1943年 127ページ
2次大戦中にイギリスに駐留した米兵向けにアメリカ赤十字が配布した地図です。実際兵士が使用し持ち帰ったものです。
こちらは民間の旅客機旅行者向けのサンフランシスコシティーガイドです。B17が広告に使われています。1944年頃のものです。
ライフルスコアブック 戦前のもので射撃日に1938年の日付が入っています。ブルズアイ(同心円)ターゲット、マンターゲットで300/500ヤードで精密射撃や速射を行いどこに着弾したかの記録をつけてあります。
戦後のものですが、沖縄伊江島の基地に駐留していた第507ファイターグループのグリーティングカードです。
霞ヶ関カンツリー倶楽部の米軍接収時 第5空軍スコアブック 1945年から1952年まで米軍専用ゴルフコースでした。
戦後米軍が日本を観光した際、おみやげとして持ち帰ったしおりです。(復興した広島の夜景から見て1950年代のものと思われます)
占領直後の沖縄のグリーティングカードです。
当時PXで売られていたイラストタイプのバースデーカードです。
封筒です。
海兵隊の売店で売られていたと思われるバースデーカードです。国旗とユニフォームはカラーサンドを貼り付けてあります。
これもペーパーアイテムの一つに入れておきます。WW2当時のパールハーバーにあった海軍CPOクラブ「ボルケーノ(火山)ルーム」の紙ナプキンです。
戦後の神戸基地のクリスマスグリーティングレターです。
フォートミードのインフォメーションハンドブックです。新兵が配属された基地で最初に配られるガイドです。
オーディナンスソルジャーズガイド 兵器兵科向けですが、一般の兵士として必要な内容が図解されています。
戦後のものですが在日米軍の身分証明書です。1954年発行、第82野戦砲兵大隊の上等兵の方のものです。
ロッカーのディスプレイ図です。ボタン磨きの位置からシャベルの位置まで規定されています。年代不明ですがHBTジャケット/シャツなどが書かれており2次大戦以降のものと思われます。Student Guideと書かれてあるので歩兵学校や士官学校のものでしょう。
当時の便箋です。B17がベルリンに爆弾を落としているデザインです。下の人物はヒトラーとムッソリーニでしょうか?
当時の子供向けスポッターブック(飛行機のシルエットガイド)と紙製飛行機モデルの切り抜き本です。ヘルキャット、スピットファイア、シュトルモビクの3機種が作れます。
当時の書類を送る際に使用するメールバッグです。62cmx32cm
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