PASGTヘルメット（フリッツヘルメット）

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頭文字をとった略字にしても読みにくく覚えにくいのですがPASGTはPersonnel Armor System for Ground Troopsの略だそうです。1983年頃から導入され、ヘルメットとアーマーベストのセットでPASGTと呼ばれます。2011~2年頃から新しいAdvanced Combat Helmet（ACH）やEnhanced Combat Helmet （ECH）に切り替わっていきます。導入当時は長く使用されてきたM1ヘルメットとシルエットが大きく変わったためフリッツ（ドイツ軍）ヘルメットとも呼ばれました。

最大の違いは金属のシェルを廃止して、ライナーと一体のケブラー樹脂製に変わったことです。また、それまでのM1ヘルメットがワンサイズだったのに対し、PASGTヘルはサイズがXS～XLと別れています。80年代のウッドランドカモカバーやデザートカモカバーが装着されます。

アメリカの基地で使用されていたもので、ギリースーツのような凝ったカモフラージュが施されています。

通常のカバーを装着するとこうなります。

89年製のSサイズです。Sサイズで56センチ（サイズ７以下）を想定していますが、ライナーが簡単に緩められるので58センチ以上の私でもかぶれます。