2021
06.22
06.22

1970~80年代M1ヘルメット
M1ヘルメットもだんだん貴重品になってきており、10年ほど前まではほとんど価格が付かなかったベトナム戦後のものも見かけなくなってきたので紹介します。
まず樹脂製ライナーですが、一見ベトナム当時のものと同様に見えます。ライナーのヘッド部分のストラップの年代は1978年、それに装着する革製テープ付きのヘッドバンドは1980年製です。ライナーに内側に直接年代がスタンプされているタイプもあります。
こちらはライナーのストラップに年代が入っていないタイプです。1980年のヘッドバンドです。
ベトナム戦時との違いは、このようにストラップがスライドはめ込みになっていて取り外せることです。ストラップが摩耗したり汚れた場合に交換ができます。
これは私が見た中で一番古いストラップ着脱可能なライナーです。紙のラベルでLINER GROUND TROOP’S HELMET(COMBAT)TYPE 1のモデル名の後に、 納入コードDSA-100-73 生産日表示72 OCT 27 となっています。ベトナムの末期にはすでにこのタイプが作られていたことがわかります。
ヘッドバンドは未装着の状態で、DSA-100-72のものでした
1981年のウッドランドパターンカモカバーです。1975年にPASGT(当時はフリッツヘルメットと呼ばれていました)が登場しましたがそれから10年くらいかけて徐々にM1ヘルメットはなくなっていきました。
1980年に作られたコメディ映画プライベートベンジャミンですが、下の鬼教官が着用しているヘルメットはミッチェルパターンのものでこと頃はまだベトナム戦用に作られた物資が大量に残っている時代でした。
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