2022
07.23

米海軍パイロット フォールディングサバイバルナイフ

WW2 US

C-1サバイバルベストに標準装備として入っている折り畳みナイフです。写真で見ると大きさがわからず、手に取ってみてその重さと大きさに驚くので空軍のパイロットサバイバルナイフと比較してみました。重さ360グラム、ハンドルの長さ15cm、ブレードの長さ12センチあります。金属部分は黒の艶消し仕上げのものと、銀のメッキ仕上げのものがあり、ハンドルは通常プラスティックです。ハンドルのお尻部分にランヤードを取り付けるリングが付いているものもあり、そのために専用ポーチのフラップにはそのリングを起こしたまま収納できるよう切れ込みがあります。

G.R.MICHとColonialの2社が主なメーカーですが無刻印のものもあります。

メインのブレードはライナーロックで下側のプレートを横に押さないとブレードは閉じられません。反対側のソーブレードはロックがありません。こののこぎりですが、金属を切る金ノコのような細かいもので一応、航空機のアルミや風防のプレキシグラス、木を切れることになっています。木を切るには効率が悪く、またこのナイフの欠点としてあまり激しい使い方をすると折れます。実際ソーブレードが折れているものを何度も扱ったことがあります。お客様からの情報によると、戦後は海上自衛隊でも支給されたそうです。

こちらはコロニアルの未使用品です。ブレードはナットフィニッシュ、ハンドルの金属部は粗い仕上げの上にブルー仕上げしてあります。

 

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