2021
07.29

アークティック(寒冷地用)キャンティーン

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こちらのアイテムも私に知識がなく、米軍の水筒の変形型という認識しかなかったのですが最近コンスタントに売れるので調べてみました。

こちらのセットは1964年の水筒と80年代のコットンカバーで、キャップについているストラップは60年代のブラックチップ(黒い点が一定間隔で入っている)パラコードです。通常の米軍水筒と同じ1クォート(1リットル弱)しか入らないのですが重量はカップとポーチを入れると約1キログラムもあります。中身入れると2キロ!の重さです。

 

なぜこんなに重いかというと魔法瓶のように金属の壁が2重構造になっているためでこれにより中の水が凍りつくのを防いでいます。キャンパーの方は魔法瓶のように使っているようです。キャップはねじ込みではなくプラスティックの栓を押し込むだけで、ネジの溝についた水滴が凍ってキャップがはまらなくならないためのものです。口にあたる部分はシリコーンラバーで、これも唇が凍った金属にくっつかないためのものだそうです。ネジが無いので外れやすく、また口のシリコンは劣化しやすい欠点があります。

ちゃんと細長い水筒カップもついており使いにくい形状ですが鍋としても使えます。

こちらは改良型?ともいうべき通常の水筒用キャップが付いたタイプです。口金に専用のプラスチックのパーツがしっかりはまっているので後の改造ではないようです。

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