2021
06.01

米軍キャンティーン

Vietnam, WW2 US

米軍の1クオート(約1L)の標準的な水筒です。素材やキャップは変わりますが本体の形状は100年以上変わっていません。

先日アウトドアショップに行ったらこの水筒の半透明の樹脂タイプがアウトドアブランドから販売されていました。

ナルゲン オアシス

 

ほぼ完成されたデザインなのだと思います。

こちらはアルミを前後から溶接したもので側面に溶接跡があります。以前水筒をオークションで落札されたお客様が溶接跡を見て、補修品だと返品頂いたことがあります。鋳造でしたらパーティングライン(つなぎ目)なしでも作れますが、大量生産品は金属を曲げて作るのでこの形にするにはどこかでパーツをつなげる必要がありますね。1942年AGM Co.(Aluminum Goods Manufacturing)製

 

アルミの上下を溶接したタイプです。RSE社1945年

こちらはアルミの側面溶接ですが、表面がざらっとした加工で白くなっています。1945年SM Co.(Southeastern Metals)製です。

MASSILLONアルミニウム社1945年製

米軍では航空機用アルミの不足から戦争中期にステンレス水筒が採用され切り替えを行おうとしていましたが、大量の水筒用アルミのストックや生産ライン/工場の変更の難しさから結局戦後までアルミ水筒は生産され続けました。

ステンレス製 SM Co.の1944年のものです。カップに収納した際のストッパーとなる縁部分で上下のパーツを溶接しています。

同じくステンレス製でVOLLAH1944のものです。

2次大戦の水筒と1次大戦のカップで、同じ兵士に使われていたものです。このように年代が混ざった形で使用されていることも多いです。

 

1953年MIRROというメーカーののアルミ製です。

1962年同じメーカーのアルミ製です。

ベトナム戦争時のプラスチック水筒です。1969年製 150グラム(それまでのアルミ製は軽いもので230グラム)と軽量になっています。キャップの裏にゴムやコルクの無いシンプルな構造です。

コメント

    • Sgt. Saunders
    • 2021年 6月 19日 9:21pm

    オークションで落札しようか(実際落札なさった)というヒトが熔接痕を見て「補修品」として返品を?
    オークションで入札するようなヒトならばその程度の理解はあると思ってはいけないのですね。
    毎回いろんなアイテムの紹介画像を有難く拝見しております。

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