2022
08.16

77回目の終戦記念日と日本本土進攻作戦

WW2 US

昨日、77回目の終戦記念日を迎えました。第2次世界大戦/太平洋戦争のアイテムを多く扱っていくうち、80年近く前の、世界を巻き込んだ大事件の歴史的資料と感じるようになりました。

1945年8月6日発行のニュースマップ(ミニサイズ)です。実際には発行日前に2週間のニュースをもとに作られています。6月下旬に沖縄戦が終了、7月末の時点では原子爆弾の投下予定は秘密で今後の日本本土上陸作戦のニュースとなっています。

当時の米海軍チェスター・ニミッツの言葉「我々は帝国の沖合にたたずんでいる」が題名となっています。「沖縄の後、米軍は九州上陸を予定していた」と何かの本で読んだことがあるのですが、この図によると北海道から四国までの太平洋側の拠点への同時進行を考えていたようです。アメリカ側としては出来るだけ戦争を長引かせたくなく、また硫黄島や沖縄のような米兵の戦死者が多く出る戦いを避けたいと考えていたためでしょうか。

この後戦局は急ピッチで変わり、8月15日に玉音放送、各地で武装解除が行われ9月2日に降伏文書調印となりました。

 

対して、1943年12月時点のニュースマップです。日本の勢力圏が記され、右側に1875年当時の沖縄や北方4島を含まない頃の日本から1942年の朝鮮半島、中国、東南アジアまで勢力を拡大した様子が描かれています。タイトルは「日 出ずる国」をもじって「日 没する国」となっています。

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