2020
08.27

MK3攻撃手榴弾

WW2 US

手榴弾は昔のフランス軍の分類を引きずっていて、2次大戦頃の米軍でも攻撃型と防御型に分けられていました。

防御手榴弾の典型がパイナップルと呼ばれるMk2グレネードで、刻まれた溝の部分で鉄の殻が割れて飛び散り殺傷します。この破片が大きな塊で割れると有効範囲の外でも負傷する可能性があり、投げた後は自分の体を隠す必要があります。

攻撃手榴弾は鉄の殻がなく、爆薬のみの力で敵を殺傷するもので有効範囲は狭く作られています。

こちらのMk3A2は、空の部分がボール紙で、外側をタールのようなものでコーティングしてありますのでフューズ(信管)、レバー部分を抜くとなんだか全く分かりません。底と上部の面はスチールですが、この部分もタールでコーティングしてあります。

中央で分かれるようになっており分解するとこのような形です。

戦後のフューズを取り付けてみました。

支給時はこのようなテープが巻かれています。

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