2020
08.28

米軍ブリティッシュメイド装備

WW2 US

アメリカの元ミリタリーディーラーの友人と「アメリカでは人気のないものが日本では非常に希少とされて高額だったり、逆のケースもあったりするね」
という話になることが多いのですが、その典型がこちらかもしれません。

ノルマンディ以上陸以前の1943年からイギリスには大規模の米陸軍が駐留しており、ヨーロッパの各地に派遣されていました。
当時、装備類もアメリカからイギリスへの船便で輸送していましたが、大西洋横断中のドイツのUボートによる被害が増加していたため
イギリスで生産できるものは米陸軍が現地メーカーに発注して作ってもらったほうが早い、ということになり
数社に対しバッグ、ベルト、ポーチなどの装備(ウエッブギアと呼びます)がイギリスのメーカーで作られました。





珍しいカートリッジベルトです。

こちらはショルダーストラップです。こんなアイテムもイギリス製があるんですね。

BRITISH MADEとはっきりスタンプされていて、年度スタンプは43,44,45のいずれかになります。また英連邦装備に見られる↑(ブロードアロー)マークがスタンプされているものもあります。
生地は英軍装備のものの流用だったり、民生品から転用だったりするためアメリカ製とは質感が異なります。また金具も英軍のものだったりします。

こちらは米軍のブリティッシュメイドサスペンダーの金具

こちらは英軍装備に金具です。

生産数はアメリカ製よりずっと少ないため、アメリカのコレクター市場ではブリティッシュメイドのほうがはるかに高額なのですが、
日本では70年代頃にブリティッシュメイドのファーストエイドポーチなどが倉庫からのデッドストックとして大量に出回ったこともあり、

セカンド品的な扱いで価格が安く取引されています。
当時の歴史を知ることができる、貴重な装備です。

コメント

    • Sgt. Saunders
    • 2020年 10月 03日

    私も「パチモン」とは言いませんが、USオリジナル製ではない「間に合わせのUK製」という感じで軽んじていた時期がありました。場所(国)が違えば需給バランスによる価格差が出る面白い例です。インターネットが普及し始めてからそんな例がある事を身を以って知りました。

      • advisors
      • 2020年 10月 05日

      コメントありがとうございます。昔、御徒町にミリタリーを扱う店がたくさんあったころブリティッシュメイドの新品が安く売られることがありましたが、イギリスにあった在庫が出てきたんでしょうね。最近はスパンが早くなって、2年前に安売りしていたものが今は希少品でみんなが探している、なんてことが多いですね。

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