2021
01.22

クラッシュキャップ

WW2 US

クラッシュハットとかクラッシャーハットというのはクシャっとつぶしてポケットに入れられる帽子のことで私もアウトドア用に持っています。
ここで紹介する「クラッシュキャップ」というのは、制帽のバイザーハットとかバイザーキャップといわれるものを兵士が改造したもののことです。
もともと制帽下の写真のように上部の円形の部分に型崩れ防止のリングなどがはいっており、側面も芯の紙素材などが入っています。それでこのようなしゃきっとした形になっています。

それをわざと着崩したように見せるため、芯を抜き、つぶしてかぶるのが流行しました。これはこれでかっこいいですね。主に陸軍航空隊で流行しました。

どの国も同じようなことを考えるようで、こちらはドイツ軍の将校です。

*以下お客様からの解説を転載します。

米陸軍航空隊でクラッシュキャップが流行ったのは、単なるファッションではなく合理的な理由がありました。
そもそも、米陸軍で制帽着用は平時か後方地域に限られ、戦線では将校もヘルメットを着用します。これは、狙撃兵対策もあると思います。
その例外と言えるのが爆撃機のパイロットでした。彼らは作戦時、制帽を被りその上に通信用のヘッドセットを着用しますが、角ばった制帽の上からは付け心地が悪く必然的に帽子内部の芯を抜き着用することになりこれが流行ったのです。

これに対して、ドイツ軍は、戦線でも将校、下士官は制帽を被りました。爆撃機のパイロット以外にも、戦車長は制帽の上からヘッドセットを着用したので、米軍のパイロットと同じ道をたどることになり、古参兵の証としてクラッシュキャップが流行したようです。

側面の芯もわざとつぶされています。当時のクラッシュカップは珍しく、人気があり通常のバイザーキャップの3~4倍の価格となっています。

コレクターの方からのありがたいアドバイスがありましたので下記に掲載します。

米陸軍航空隊でクラッシュキャップが流行ったのは、単なるファッションではなく合理的な理由がありました。
そもそも、米陸軍で制帽着用は平時か後方地域に限られ、戦線では将校もヘルメットを着用します。これは、狙撃兵対策もあると思います。
その例外と言えるのが爆撃機のパイロットでした。彼らは作戦時、制帽を被りその上に通信用のヘッドセットを着用しますが、角ばった制帽の上からは付け心地が悪く必然的に帽子内部の芯を抜き着用することになりこれが流行ったのです。

これに対して、ドイツ軍は、戦線でも将校、下士官は制帽を被りました。爆撃機のパイロット以外にも、戦車長は制帽の上からヘッドセットを着用したので、米軍のパイロットと同じ道をたどることになり、古参兵の証としてクラッシュキャップが流行したようです。

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