2022
11.14

アメリカ第10軍と沖縄戦(ユニフォームロット)

WW2 US

アメリカ第10軍は太平洋の対日戦のの為に編成された軍で1944年中旬に発足し、実際の戦闘は1945年3月以降の沖縄戦からでした。6月22日に沖縄戦が終了した後、戦局が急展開し九州への上陸作戦を行う前の8月から9月にかけて日本が降伏する流れになったため1945年の10月に第10軍は解散しました。

第10軍の機関誌です。Buccaneerは海賊の意味ですが、初代の司令官のBuckner中将の名前をもじってBuckneerという誌名になっています。この号ではそのバッカナー中将が沖縄戦で砲弾の直撃により戦死したことを伝えています。第10軍は陸軍、海兵隊、海軍の混成で合計約20万の兵力でしたが、そのうち約6万5千名が死傷、指揮官クラスの将校も多数戦死するという凄まじい損害を出しました。

米本土に生還した兵士のサービスユニフォームのロットです。左肩に第10軍のパッチ右肩に、以前の部隊であるUSARPAC(US ARMY Pacific)のパッチが付いています。テクニシャン5thグレードの階級章、左袖に3年間の海外勤務を示すバー、胸に名誉除隊章が付いています。

セットのシャツです。ガスフラップが付いたタイプです。

こちらのウールシャツは、この兵士がまだUSARPACに所属していた時のものです。バーの数は一緒なので同じ年に第10軍所属となったものと思われます。

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