10.15
ダッフルバッグ、バラックバッグ、ランドリーバッグ
タイトルの写真はエルヴィスプレスリーの入隊時のものですが、バッグの持ち方がかっこいいですね。ダッフルバッグは兵士個人の衣類や個人の持ち物をまとめて詰め込んで出征するための大型バッグです。構造はシンプルで下のベトナム戦時のものは袋の口の部分にあるハトメの穴に金具を差し込んでいき最後にストラップとつながったフックで固定します。全員が同じバッグを使うのでネームタグだけでなく本体に大きく名前が書かれることが多いです。DSA-100ナンバー1966年頃のものです。
円筒形で、筒にすると直径40㎝、深さ90㎝ぐらいのサイズになります。
1957年のものですが、かっこいいステンシルのネームが入っています。
ベトナム戦時の9桁の認識番号が書かれたものです。後期のスモールポケットが付いたタイプです。1970年製
1972年のものです。これもストラップに9桁のサービスナンバーがステンシルされています。
ハンドル取り付け部にカーキ生地が使われた1971年のものです。ステンシルが白でかっこいいですね。
こちらは2次大戦の海軍や海兵隊で使用されていたもので取っ手やストラップのないさらにシンプルな仕様です。いたるところに名前のスタンプがありますね。
1950年代の海兵隊の中佐のものです。肩から下げるストラップも取っ手も無いタイプです。部隊名がステンシルされていますが、輸送中の紛失防止のため、行き先などを直接書いたものもあります。
こちらもUSMCのステンシルが入った海兵隊のものですが、形状は陸軍のもので取手とショルダーストラップがあります。年代のスタンプは入っていませんでした。
1960年代に海兵隊員だった肩のものですが、陸軍と同じものを使っていました。底に名前がステンシルされています。
これも衣類を収納する筒状のバッグですが生地が薄く取っ手はなく、大きな巾着袋になっています。バラックバッグとか、ランドリーバッグと呼ばれます。これは1964年のものですが2次大戦から同様のものが使われています。65x60㎝ほどあります。
ベトナム戦時の海兵隊のロットにあったものですが75x55cmほどあります。メーカーは見つかりません。名前の頭文字の小さなスタンプがあります。
1962年のものです。
第2次大戦時のブラウン系のものです。75x60㎝ Bag Barrack O.D. Water Repellent の表示があります。1944年The Howard Zink Co.製
2次大戦時のカーキのバラックバッグです。名前と4で始まる徴兵のサービスナンバーがスタンプされています。無数に洗濯用のナンバーがスタンプされています。
こちらも2次大戦時のもので名前とサービスナンバーがステンシルされています。
2次大戦のHBT(ヘリンボーン織り)生地のものです。通常このタイプはUSマークも他のスタンプもありません。直径40㎝深さ75㎝ほどの大きなものです。
2次大戦時の防水生地で作られた衣類バッグです。防水のものは1950年代頃から使われたと思っていましたが2次大戦時から使用されていたようです。メーカースタンプはありません。生地は防水ですが縫い目部分はコーティングしておらずコットンの縫い糸が露出した状態です。平置きで幅50cm、深さ70㎝、底の丸く縫われた部分の直径35㎝です。
こちらはベトナム戦時の防水の衣類バッグで、リュックサックやダッフルバッグなどの中に入れて衣類が濡れないようにするためのものです。靴をひもで縛る構造で70×60㎝ほどの大きさです。
1974年のもので外のナイロン生地が粗い織りで出来ています。
2次大戦時も同じものがありました。1945年製でBAG CLOTHING, WATERPROOFのスタンプがあります。
封筒型で60x60㎝のものです。ベトナム戦時の衣類ロットに入っていたものです。スタンプはありません。
一回り小さい下着や洗濯ものなどを入れるランドリーバッグです。60x40㎝ ネームスタンプがいくつも押されています。
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