2019
06.26

ベトナム ローカルメイドパッチ(ベトナム現地製パッチ)

Vietnam

こちら同じベトナムに従軍した199歩兵旅団のベテランの制服とタイガーストライプの
パッチです。どちらもベトナム現地で、手刺繍で作られています。

珍しいLRRP(長距離偵察部隊のタブと一体で作られた第11機甲騎兵連隊のパッチです。ミシンで作られています。裏地が黄緑色ですがおそらくもとは白い布で、表側のグリーンがしみ込んでこの色になったものだと思います。支給品のパッチより小さくタブを合わせて上下が77.5cmほどです。実戦用の服の付けるためのものです。

これはかなり丁寧に作られたミシンメイドのLRRPタブ一体の199歩兵旅団所属長距離偵察隊のパッチです。裏はガーゼです。LRRPは隊員総数が少なく、特殊部隊の徽章より現存数が少ないです。これまで20数年間で実物は10点ほどしか扱ったことがありません。

こちらも手刺繍に見えますがミシンメイドのものです。第5騎兵連隊第3大隊ブラックナイツの珍しいパッチです。この部隊はAirCavと呼ばれるヘリで活動する航空騎兵ではなく、戦車や装甲兵員輸送車などで活動する装甲騎兵の部隊です。当時第9歩兵師団に属していたようで、昔第9歩兵師団のローカルパッチをベテランが大量の放出した際に混じっていたものです。

ミシン刺繍の173空挺のパッチです。文字と全体の形が手づくりのため若干いびつでいい味が出ていますね。

第9歩兵師団のローカルパッチです。黒の部分はベルベット生地を貼り付けてあり、全体はジャケットのポプリン生地を使ったものです。カラーのベルベットも一緒に入ったので並べてみます。

在ベトナム米陸軍(USARVN)のものです。中央の剣は手刺繍、左右の黒い部分はベルベット生地です。

 

MACVの手刺繍タイプです。

第1信号旅団のベルベットタイプです。

綺麗な手刺繍のパッチです。

珍しいキャピタルミリタリーアシスタンスコマンド(CMAC)のパッチです。1968~69年頃にサイゴンの防衛を任務にして存在した組織で第25歩兵師団、第199歩兵旅団などが指揮下にありました。68年頃にこのマークが制定され翌年に組織が改変されたので数の少ない徽章です。カラーのものはメロウエッジタイプです。

第196歩兵旅団のサブデュードローカルメイドパッチです。裏の糸が白中心です。

第1歩兵師団隷下の第28歩兵連隊第1大隊と第2大隊のポケットパッチです。

空軍のチーフマスターサージャント階級章です。リップストップのファティーグ生地で作られています。裏はガーゼ生地です。

特殊部隊のものです。

LRRPスクロールガーゼバックタイプで現地でミシンで作られたものです。

 

 

第18憲兵旅団のベルベット製サブデュードパッチです。

カラータイプを紹介します。

上と同じ第196歩兵旅団のミシン刺繍ですが非常にカラフルで細かい造りです。軍用のパッチに見えない仕上がりです。

第1航空旅団のカラーパッチです。

 

 

カラータイプの日本製と思われる刺繍パッチをポケットハンガーにしてあります。胸ポケットのボタンをスリットに差し込み、胸から吊るして使います。

ローカルメイドの101空挺師団のポケットハンガーです。鷲の表情が支給品とは違います。カーキの生地にパッチとタブを一体で刺繍し
ハンガータブを縫い付けた革の裏地と合わせ、さらにビニールをかぶせて縫い合わせた手の込んだものです。

こちらの198歩兵旅団のカラーカットエッジパッチは、当初支給品のカットエッジタイプと考えていました。しかし裏を見るとミシンの下糸に黒い糸を使っています。このパッチの支給品は数多く見ていますが、下糸に黒を使ったものはありませんでした。デザインも微妙に異なることから当時精巧に作られた日本製ではないかと考えています。

これらのパッチも同様の使様です。

    

こちらはMACV(ベトナム軍事援助本部)のポケットハンガーですが、裏を見ると黒糸の入ったタイプです。支給品より形のバランスや刺繍がきれいです。

同タイプの第9歩兵師団のものです。

歩兵兵科章です。支給品よりライフルが太くデフォルメされた形です。

丁寧に刺繍されたサブデュードの手刺繍パッチです。

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