01.06
第2次大戦当時の米軍兵士の給料(ペイメント)
これがペイメントレコードです。ほぼカードサイズくらいの大きさです。
ここに本人の名前、階級、認識番号、緊急時連絡先(母親)、軍歴(この方はサージャントになりたてです)などが記載されています。認識番号の1桁目が1で始まる正規兵(志願)のものです。
こちらは予防接種ワクチンの記録
こちらが、給与履歴です。
44年にサージャント(軍曹)に昇進したので、給与はコーポラル(伍長)のものです。
月額合計 71.31ドルとなっています。
同じ兵士の2通目ですが、こちらは最終支払日が1944年8月31日と記載されているのみのものです。米陸軍の場合、階級によってペイグレードと言ってすべて同じ給料が決められています。そのグレードでの勤続年数により1年づつ加算される金額も決まっています。
こちらはスタッフサージャントのもので、中にミールチケットが挟んでありました。
先日入手した42年当時の給与一覧表です。
新兵なりたでで月額約50ドル、サージャントの中にもたくさんの階級がありますが100ドル前後です。将校になると上がっていき、少尉で約180ドル、大佐で350ドルほどになります。
1944年発行の新兵にお金の管理の仕方、増やし方、落とし穴などを教育するための冊子です。
給与とは別に、志願兵徴兵を問わず兵士の家族に対しては月額37ドル程度(家族構成によって差があります)の家族手当が支給されました。兵、下士官の家族にのみ支給され将校になると打ち切られました。家族手当に関しての説明ガイドです。
こちらは型押しレザー調の防水布表紙が付いたものです(表紙に紙のカバーが貼りついてしまっています)。しっかりしたつくりだなと思ってよく見ると第1次大戦のものでした。20代の学生で徴兵され上等兵になった方のもので、額面でつき21.60ドル、保険を引いた手取りが15ドルとなっています。
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