2020
01.02

カナダ軍用ポケットナイフ

WW2 ohter country

カナダ軍の古い軍用ポケットナイフが時々入ってきます。

ポケットといってもハンドル部分が12㎝ほどありずっしり重くて、米軍のものとも英軍のものとも違います。

こちらは1次大戦のものでウッドハンドルにチェッカリング(すべり止めの溝)が彫られています。1700年代の創業した英シェフィールドの刃物メーカーGeorge Wostenholm社(I*XLのマークで知られています)が納入したものです。100年以上前のナイフです。I*XLのブランドのボウイナイフは南北戦争当時から米軍に納入されていました。イギリスと同じく、ロープをほどく際に便利なマリンスパイクが付いています。

ほぼ同じデザインの第2次大戦頃のナイフです。1937年の刻印があります。英シェフィールドのWADE&BUTCHER製

 

こちらは2次大戦のカナダ海軍用のもので亜鉛合金のチェッカリングハンドルでやはり重いです。シェフィールドのジョセフロジャース社が納入したもので、このメーカーは今でも軍用ナイフや包丁を作っています。若干新しいですが、これでも70年以上前のヴィンテージナイフです。

これらと一緒に米軍の古いポケットナイフを大量に買ったのですが、2000年ころに古いコレクターが手放したものだそうで、どれもメモの切れ端や紙ナプキンにメーカー名や価値などをさらっと書いたメモが付いていました。

第2次大戦のアルミハンドルタイプです。同じようなサイズでハンドル長12.5㎝ほどある大きなものです。こちらアアメリカのCASE社のものでCASE XXの刻印があります。ナイフ類は海外に発注しているようです。

上のナイフとほぼ同じスペックですがハンドルが合金製でM&D CANADA 1916の刻印があります。1次大戦のメディカルデパートメントナイフで、メインブレードが通常のペンナイフ形です。シェフィールドのThomas Turner &Co.製

 

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