01.12
米軍マチェット 18インチ(Machete)
米軍は第2次大戦当時から、ブレードの長いマチェット(山刀)を採用してきました。武器ではなくジャングルなどで道を作るために背の高い草やツタのような柔らかくて密度の濃い植物を長い刃を使って薙ぎ払うためのものです。より長いサイズのものは別記事で紹介しています。
こちらは太平洋戦域で使用されたTRU TEMPERの1945年のものです。グリーンの樹脂ハンドルで、鞘はカンバスの1942年製です。
コリンズの1943年のものでパーカーライズ仕上げが残っています。シースは42年製
コリンズ1944年のウッドハンドルとMidland Fabrics1944年のシースです。
DISSTON社1943年の樹脂ハンドルのマチェットと43年製のシースです。
コリンズ1945年のウッドハンドルです。シースはUSMC刻印の1945年製。布に樹脂を貼り付けたビニールシースです。
模様入りのレザーシースに入ったコリンズ社のNo.127モデルです。反り返ったブレードが特徴です。
コリンズ社のストレートのマチェットとSCHELL LEATHER GOODS Co.の反りのある鞘です。どちらも1942年製でこの組み合わせで使用されていたものです。
こちらはベトナム当時のCLYDE製のもので18インチブレード、プラスティックハンドルで
ビニール製のさやが付いています。2次大戦当時から同じ仕様のものが使用されていました。
ベトナム戦でメインに支給されたONTARIO社のものです。
ONTARIOのロゴとUSのロゴが垂直の向きに打たれています。80年代以降の支給品はこれが並行に打たれています。
ジャングルのブッシュを全体の重さと刃の長さで薙ぎ払う目的で使用されました。固い立ち木などを切るのには向いていません。ほかの国ではこの装備はあまり見られません。
こちらがオンタリオの80年代以降のものです。1945年のBM Co.のシースに入っていました。
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