ベトナム ヘルメットバッグ

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Poter(吉田カバン）でもずっと前から売られているミリタリーバッグですが、60年代頃に登場したもので航空機搭乗員の重いヘルメットを収納し、基地から航空機まで手で持っていくための保護バッグです。

そのためショルダーストラップは付いていません。フロントに2つポケットがありここにグローブや小物を入れるようになっています。ポケットとポケットの間にメタルフックが付いているのは80年代以降のものです。

メインコンパートメントは底が丸く作られており球形のヘルメットを収納するための作りです。

裏地はごく初期のものはパイル（タオルのような織りの防寒生地）、その後は綿入りのナイロンです。60年代後期から一部このようなカモフラージュ素材の裏地が存在します。こちらは70年納入品です。

リバーシブルではないのですが裏返してみました。

こちらはDSA-100ナンバーの60年代のものです。多く見られるOD単色のキルティングライナーです。

ベトナム戦後のものも紹介します。1987年のものです。上部中央のスナップフックが付いています。ジッパーはIDEAL社で金属ではなくナイロンジッパーです。雰囲気はメタルジッパーなのですが、何しろ壊れやすいのでナイロンジッパーのほうが実用性は上ですね。

1977年のものです。ブラスのSCOVILL社のジッパーです。

1974年製 ジッパーはSERVALのものです。