2020
12.12

ベトナム戦エントレンチングツール

Vietnam

エントレンチングツールは塹壕(トレンチ)を掘るための道具です。塹壕堀りは兵士にとっては命を守る大切な作業で、あらかじめ時間をかけて身を隠す穴を掘っておけば、銃弾や破片にあたる可能性が大きく減ります。

今も昔も似たようなシャベルで土を掘ります。ベトナム戦争当時のものは第2次大戦のものとほぼ同形の2つ折りですが、シャベル部分が先端から丸くカーブを描いているのと、シャベルのほかに折り畳み式のピッケル(ツルハシ)が付いているのが特徴です。

ベトナム戦争では陣地戦が少なかったためエントレンチングツールの携行率が少なく、生産数も第2次大戦より少なかったため見つかりにくいアイテムの一つです。

カバーは斜めに銃剣を固定できるように作られています。1965年AMES社のものです。

1968年AMESの未使用品です。

1952年のH-W製です。ベトナム戦の装備一式の中に入っているシャベルでも、1952年代のものが多くこの頃大量に生産されたのだと思います。

こちらはシャベル先端が丸いカーブでなくホームベース型で、かつピッケルが付いています。一見、珍しい2次大戦のM1943型のピッケル付きに見えますがMADE IN KOREAの刻印があります。民生品か韓国軍のものと思われます。

 

カバーにもいろいろバリエーションがあります。こちらは1M1956型の最初期のもので蓋裏側の補強布が縦に1本のみです。また本体内側中央の補強のためのレザーテープがありません。1961年製

 

これはDSA-1ナンバーの1965年のものですが、蓋裏側の補強テープが3本になっています。

1967年のデッドストック(未使用品)です。面白いことにこちらは裏の補強テープが両脇のみになっています。

M1943と呼ばれるタイプですが、ベトナム初期に使用されていることが多いです。こちらはM1956型と同じドットスナップで蓋裏側の補強が1本です。USマーク以外のスタンプがありません。

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