05.05
ベースボールキャップ(Cap Hot Weather OG-106)
正式名称はCap Hot Weather OG-106ですが、その名の通り野球帽と似た構造なのでこのように呼ばれるようになりました。ベトナム戦争初期の1962年から使用が開始され、それまでのフィールドキャップに比べ軍隊らしくない印象の為、当時は人気が無かったようです。
とはいえ使いやすい帽子なので多数が作られ、またPX品として支給品と異なるスペックで作られたものも数多くあります。
支給品でDSA-69のものです。ラベルにはCAP,FIELD ,(HOT WEATHER)OG-106とあります。珍しく7 1/4と大きなサイズです。
69年のものでサイズ7です。昔サープラスショップで販売されていた時の$2.00の書き込みがあります。
戦後も同じデザインのものが使われました。1979年のものです。こちらは通常のアメリカの最大サイズに近い7 3/4(62cm)のものです。アメリカ人は日本人より平均して頭のサイズが小さいので、このサイズは珍しいです。本体と比べつばが小さく見えます。
さらに大きいものが見つかりました。7 7/8(63cm)です。
第1騎兵師団の将校のロットにあったキャップでハイグレードなローカル刺繍の徽章が付いています。ポリエステル&レーヨンギャバジン DSA-1-64の表示があります。
これは(完全な?)PX品で100%コットン生地、本革のヘッドバンドですが形状はベースボールキャップに準じています。
こちらもコットン製のPX品です。タグにはMENS LARGEというサイズのみ表示されています。
当時のヘリ搭乗員や高級将校などに良く見られる、質の高いキャップです。中佐の階級章を縁に沿ってカットして縫い付けてあります。DERBY CAPのロゴが入っており、ニューヨークのメーカーのものです。ヘッドバンドは本革製で、後頭部は伸縮するようにできています。
ベトナム戦後の1987年製です。CAP HOT WEATHEROLIVE,GREEN 507の表示です。
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