2019
09.09

ビアカンバッジ

Vietnam

米軍では戦闘服に師団章をつけますが、それ以外に自分の連隊、大隊などを示す金属製バッジを制服に着用します。
これらをdistinctive unit insignia (DUI) と呼びます。

アメリカのメーカーで大量に作られ、PX(基地の売店)などで売られていますが
ベトナム戦争ではパッチ同様、現地製が多く出回りました。
ビールの缶のような薄い金属板から作られたので「ビアカンバッジ」とか「ビアカンインシグニア」と呼ばれました。
本当にビールをつぶして作られたものもあったようですが、通常はビールではないシートメタルを使ったようです。
アメリカ製のバッジは鋳造で重いものですが、ビアカンバッジは薄く手で曲がってしまうようなもので
おそらくプレス加工で凹凸をつけて、手でペイントしたと思われます。(詳細な製法は私も知りません)

20年ほど前に、ベトナムの地方都市を回って軍装品を探していた時
ニャチャンの古い土産物屋でビアカンバッジを見つけ、店主と会話したところ店の奥から同じバッジが
30個ほど見つかった思い出があります。
基地の近くで、そこに駐留する部隊向けに売られることが多いので、この様にいくつもまとまって見つかります。

こちらに3個ならんでいるのは、第52歩兵連隊(52nd inf.)のビアカンバッジです。

52歩兵連隊はベトナム戦時66年~72年まで現地駐留しており、C中隊は716MP大隊と
共にサイゴンの警備にあたり、テト攻勢の際は市街戦を行っています。
E,F中隊はLRRP中隊としてそれぞれ第1騎兵師団、第1歩兵師団隷下で活動しました。

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