2020
03.29

WW1米軍 ライフルカートリッジベルト(M1903,M1910,M1917)

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M1903,M1917などの5連クリップを収納するカートリッジベルトです。バリエーションが多いの入荷したものを少しずつ紹介していきます。

9ポケットのM1903ベルトのセカンドパターンです。スナップは鷲のマークが入ったイーグルスナップです。

こちらも同型です。金具に1907年の日付が刻印されています。フラップに軍での補修が見られます。よく見ると補修された部分のスナップが、イーグルスナップでなく鷲と錨があしらわれたイーグル&アンカースナップに変えられています。このスナップは海兵隊で使用されていたもので、海兵隊で修理され使用された可能性が高いです。

こちらがイーグルスナップです。

鷲が錨の上にとまっているイーグル&アンカースナップです。

1次大戦のものは裏側のバックルにフック型の金具がついており、それをベルトの2つの穴に刺して固定します。これが非常に硬く取り外すがしにくいです。

前部にほかの装備を装着するスペースが空いていたり、スナップボタンがイーグルマークのものだったり、ポケット下部が絞られていたりとバリエーションがありますが、WW2のものとはバックルの形状が異なります。

M1917のマウンテッドタイプで9ポケットにピストル用マガジンポーチをつけるスペースがあります。騎兵などで使用されました。 LCC & Co(L.C. Chase )製。年号が読めません。

こちらは実際にピストル用マガジンポーチが付いたままの状態ので見つかりました。

こちらはラッセル社1918年とミルズ社1919年の左右メーカーの異なるポーチが組み合わさったベルトです。同じ兵士のロットで見つかったもので褪色も同様ですのでこの形で使われていたものと思われます。ポーチ下部の絞りの方法が両社で異なります。

こちらはベルトにはLONG1918年のスタンプがありますがポケット部分の向かって右側はミルズの1917年、左側はミルズの1918年のスタンプがあります。1917年のほうは5発ずつのクリップを分けて収納するためのセパレートストラップがありますが、反対側にはありません。ポケット下の鳩目穴も1917年のものは楕円形で、形状が異なります。

M1910です。このタイプはポケット下の絞りが無く、2次大戦のものに似た外観です。セパレートストラップはありません。1918年LCC Co.製です。左右で生地の色が違うので、これも片方別のポケットと入れ替えられている可能性があります。

 

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