2022
11.06

スイス軍用実物 スイスアーミーナイフ 1940~50年代

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海外のナイフコレクターの友人から時々スイスアーミーナイフが送られてくるのですが、今回他のスイスアーミーと全く違う雰囲気のものが混じっていました。

ハンドルが朱色のプラスチックでメインブレード側に金属のボルスターがあります。畳んだ状態はTL-29にも似ています。栓抜きは無くドライバーブレードは四角い板の様で、缶切りも古い二股の引いて切るタイプです。穴あけはえぐれや穴のない頑丈で鋭利なものです。

最初のモデルはハンドルが木製で、その後、第2次大戦を経て1950年代頃まで、スイス軍の兵士一人一人に支給されていたのはこの朱色のグリップのものだったそうです。その後アルミのチェッカー(十字に溝が切られたもの)ハンドルのものと変わっていきました。

ブレード付け根のナンバーは、生産年を示していて40年代と50年代のものです。全体の大きさやブレードの形に違いがありますね。

40年代のものはウェンガー社の刻印がありスチールブレードです。50年代のものはELSENER SCHWYZの刻印があります。後のビクトリノックス社のものでこちらはステンレスブレードです。スイス国旗の紋章はこのように小さく薄く入っています。

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