2020
04.01
04.01
WW1 イギリス軍ポケットナイフ
100年以上前に作られた、第1次大戦当時の英軍フォールディングナイフです。この当時は現在のマルチツールのようなものはなく、ナイフはナイフでそのほかにあると非常なツールが1つ付け加えられるぐらいでした。
こちらは陸軍の兵士に使われたもので、矢じりのようなツールはリーマー(穴あけ器)です。
このツールは2次大戦時の英軍やカナダ軍のナイフにも受け継がれています。おそらく缶切りや蓋開けなどにも使われたと思います。J.CLARKE&SON社製
海軍で使われたロープナイフです。1800年代から海軍ではシープフット(先端がとがっていない形状の刃)とマリンスパイク(ロープほどき)が組み合わされたこの形状が使われてきました。珍しいボーンハンドルのものです。S&J KITCHIN社製
どちらも現在のポケットナイフより重厚で、かさばりますがチープな感じはしません(実際高値で取引されています)。
そしてなにより現在も道具として使用可能です。
こちらも同年代の軍用ナイフで樹脂にチェッカー(十字のすべり止め模様)を施したハンドルのSCOTIA/ Milton Street/Sheffieldの刻印があります。ブレード長8.5cm、ハンドル長12cmで重量約230gと現在のポケットナイフの倍ぐらいのサイズ感です。
同型のイギリスシェフィールドのメーカー H.G.LONG社のものです。
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