03.29
ベトナム戦スリング(M1ガーランド、M14、M16、M79用スリング)
ベトナム戦時のスリングをアップしていきます。
こちらはシートベルトタイプと呼ばれる光沢のあるナイロン製です。戦争中頃から後期のもので主にM16に使用されました。支給時は紙のパッケージに入っています。1969年のものです。
ざらっとしたナイロン素材のタイプです。
ブラックコットンのものでM16での使用例を多く見ます。
OD色のコットン製で、50年代のM1ガーランドから60年代のM14、M16にも使用されました。MRT(防カビ加工)スタンプの下に生産された月と年のスタンプがありますが粗い素材にスタンプされているためこのように判読できないものが多いです。全て50~60年代のものです。
こちらも50年代のものです。58年と思われます。
MRTスタンプの下に195までは読めますが最後の文字がはっきりしません。
こちらは防水加工なのかMRTがきつすぎるのか、オイルドコットンのようにつやがあります。1952年のものです。
これは1964年と思われます。
最近アメリカでも多くなってきたレプリカも紹介しておきます。生地は実物とほぼ同じですが金具が分厚く粗い造りのプレス製です。右は金具が黒の塗装仕上げで生地が茶色っぽい色です。
2次大戦のものとはバックル部分の裏側が異なります。上が2次大戦のフラットタイプ、下が50年代以降の盛り上がりのあるハンプバックと呼ばれるタイプです。
こちらは70年代後半から80年代のサイレントスリングで金具が最小限に抑えられています。
珍しいM20バズーカ用のスリングです。フック金具が端に直接縫い付けられています。1953年のスタンプが入っています。幅36㎜ほどのライフルスリングより薄手のストラップが使われています。
こちらはM79グレネードランチャー用と言われていますが、はっきりした資料がありません。バズーカ用のようにフックが縫い付けられており、途中の長さ調整バックルが無い構造です。全長約105㎝
上のバズーカ用と違いストラップの幅はライフル用と同じ約30㎜です。比較してみましたが同じ幅、厚みのものです。マニュアルには通常のライフル用スリングを装着した図がありました。M79用であることがあるわかる資料があればぜひ教えてください。
コメント
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茶色のナイロンスリング(実物)の在庫まだありますでしょうか?
すみません。現在在庫は無く、入荷したものからオークションに出しています。入り次第出品します。よろしくお願いします。