06.30
スヌーピーパッチ リプロダクション
これまで入手したスヌーピーパッチの実物を元に、手刺繍で当時のパッチを再現しました。
2000年代初頭に私がベトナムに行った頃は、まだ当時のパッチをミシンや手で作っていた、というお婆さんたちがいました。ところが2019年になっていざ作ろうとすると、もうどこにもそのような方はいなくて刺繍屋さんも代変わりしてテーブルクロスやリネンのコースターなどの柄刺繍をやる方しかいませんでした。
また、ベトナムの近代化のスピードは速く小さな刺繍店に見えてもバックに工業団地の大きな工場を持っていることが多くて、訪ねた店は全て最低ロットが500~1000くらいでないと受けてくれませんでした。
そんな中、ベトナムで親子3代にわたって手刺繍を生業としている家族経営、かつ技術のクオリティが高い店をやっと見つけ、当時の技術で再現したパッチを作ることが出来ました。
当時は生産性を上げるために色のついた生地の地色を生かして一部を刺繍というものも多かったですが、あえて総刺繍で作ってもらいました。
刺繍をされたことがある方はわかると思いますが、プロでも大変に時間がかかる作業です。実物のサンプルを送ってテスト品を作り生産スタートまで数か月、さらに生産も数十枚作るのに2か月ほどかかります。少しずつ出来上がってきたので、オークションに出していきます。売れ行きが良ければ刺繍職人の女性たちもはりきって作ってくれますのでよろしくお願いしますw
クオリティの低い店に頼むと、キャラクターの表情が出せず印象が全くちがうものが出来上がります。そこにこだわってよい店を見つけるのに1年以上かかりました。ちなみにスペルミスやアルファベットがつながっているものがありますが、それも実物と同じ様に作っているためです。
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