2020
04.07
04.07
米軍 M26グレネード M30訓練用グレネード(RFX55)
M26はそれまでの鋳造ボディのMk.2(パイナップル型)の後継で、1950年代から採用されベトナム戦争で実戦使用が開始されました。ケースはボール紙のチューブでCOMP Bというのは中の炸薬の種類です。M204A2
というフューズ(信管)が付いています。
本体は薄い鉄板で出来ていて、ぶつけたりすると凹みが出来ます。本体のカラーは淡いグリーンで、黄色い文字も残っています。
内部のワイヤーコイルが見えます。これが飛び散って破片となります。底の部分の鉄板をうまく外して中身を抜いてあります。円形の薄い鉄板がここについており、まわりの鉄板でくるむ形になっています。
中心の棒状のものがフューズ(信管)の先端です。
もう一つ別のタイプです。71年製でM26A2の表示があります。
開けるとこのように収納されています。
こちらは艶消し塗装で、本体にイエローのマーキングはありません。
底のプレートが丁寧に外されています。暗くて見えにくいですがフューズが底近くまで通っています。
刻み目の入ったワイヤーが見えます。
こちらは訓練用M30グレネードです。RFX55の刻印があります。厚い鋳造の鉄製で、形状は似ていますが構造は全く違います。もとは練習弾の目印である水色に塗られていますが、こちらはに塗りなおしてあります。1980年代に当時家から比較的近かった東久留米の東京ファントムさんで水色に混じってこのOD色のものが売られており、悩んだ末にODのこちらとM67型を購入したのを今でも覚えています。重さ410グラム、実弾の中身入り約450グラムの重量に合わせて作られています。レバーは実弾用1972年のM204Aです。
コメント
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見つかりましたら是非御一報を、楽しみにしております。すみません前回フルネームで投稿してしまいました^^可能でしたら前回のコメント削除できますでしょうか?
メール送りました。