2020
05.30
05.30
M16対人地雷 バウンシング ベティ
この種の地雷は米軍では2次大戦から使われ始めました。
当初はM2と呼ばれる信管部と本体が別になっているモデルでした。信管部の先端に3つのピンが出ておりこのどこかに触れると信管が作動し隣の本体の底にある推進薬が発火、弾体を空中に打ち上げます。
人間の身長くらいの高さで爆発し、破片を周囲にまき散らします。
ドイツ軍も2次大戦中に同じコンセプトのSマインを開発し、こちらのほうが威力が大きく連合軍を悩ませました。
Sマインは弾体の中央の穴を信管が貫通する構造で火薬量も多く、周囲にまき散らすスチールのボールベアリングも大量です。
それに刺激され米軍は1950年代にM16というほぼSマインをコピーした対人地雷を開発し、その後ベトナム戦争終了頃まで使い続けました。
こちらはM16A1対人地雷の中身を抜いたものです。
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