2020
12.30

LRRPリュックサック (CISOリュックサック)

Vietnam

俗にLRRP(長距離偵察隊)リュックサックと呼ばれていますが、米軍の発注名はINDIGENOUS(現地の)インディジナス リュックサックで、当時沖縄でアメリカが現地のメーカーに発注して製作させたものです。もともと特殊部隊用に発注されたようで、生産数は3.5万個といわれていますが、実際はもっと多いと思います。CIDGリュックサックとも呼ばれます。

3ポケットとメインコンパートメントの形状は2次大戦時に支給され、ベトナムで米特殊部隊に愛用されたマウンテンリュックサックに似ており、これがモデルともいわれています。

私が小学生の時、父が山岳部で使っていたリュックサックを譲り受けましたが、この写真のような形状でコットンに防水加工したビニロン生地でこのようなオリーブグレーでしたので当時日本の市場で普通に流行っていたデザインではないかと思います。

ここからバリエーションを紹介します。ビニロン生地、コットンに薄く防水したもの、完全なコットン生地、ストラップがナイロンのもの、更にいろいろな色調のものがあるのが分かります。

ナイロンストラップのものです。おそらくもとはOD色ですが、色が抜けてグレーになっています。

こちらはフラップにベトナム兵の名前が書かれています。防水加工された固いコットン生地で明るいグレー系の色調です。ストラップはナイロン製です。

こちらも防水加工された生地でもっと暗い色調です。コットンストラップです。

更にベトナム製と思われる、一回り大きなサイズのものや、ストラップの代わりにパラコードを縛って留める初期のものなどもありますが、これらはまた別の記事で紹介します。

 

LRRPリュックは2000年頃私がベトナムで買い付けをしていた時、軍の倉庫で中古品が500個見つかったことがあり、その後もばらばらと100個単位で見つかりました。ベトナム人の名前が書かれていたので南ベトナムの一般部隊に支給されていたようです。

こちらはなかなかサンプルが見つからず紹介できなかったのですが、LRRP/CIDGリュックサックに酷似したリュックです。フラップ裏にGSA-69のスタンプがあり、素材はコットンカンバスで防水加工されていません。ベトナム戦の実物として売られていたことも多いのですが、アメリカのフォレストサービス(林野庁)向けに納入されたもので、アメリカで良く見つかります。各ポケットのサイズ、全体のバランスはほぼ実物同様です。唯一背中に当たる部分のマップポケットが付いていないのが見分けるポイントです。

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