2022
01.20

米軍ニット帽、防寒帽、コールドウェザー/ウインターキャップ(WW2~現用)

others, Vietnam, WW2 US

寒い日が続くので、2次大戦時から現代までのニット帽や防寒のパイルキャップを紹介していきます。陸軍のM1941ニットキャップ(通称ジープ帽)です。1942年ごろから使用され始め、かぶりやすいので兵士の間で人気があったそうです。ただ一部では軍人らしくない、との意見もあったようです。これまで何度も入荷しましたが、実際使われていたものなので必ず虫食いや引っかけによるほつれがありました。こちらは比較的綺麗なものです。サイズタグは外されていますがかなり小さいのでSなのだろうと思います。小さなつばがあり、後頭部は折り返しになっています。

もう1点入ってきましたがやはりサイズタグはありませんでした。前回のものより大きいのでMサイズと思われます。ところどころ虫食いがあります。

こちらはタグが残っていました。Mとだけ書いたタグです。57㎝~58cm くらいを目安に作られていると思います。私は頭が大きくて59㎝ありますがそれほどきつくなくかぶれる感じです。

海軍のウォッチキャップです。ウォッチは見張りのことです。これは1990年のものですがラベルにもCap knit,watchと書かれています。つばが無い形状です。

2次大戦時のものです。元々白いタグが付いていますがほとんどが外されています。こちらもタグの跡の縫い糸のみ残っています。折り返した部分い兵士の名前のステンシルが入ることが多くこちらも薄く残っています。

ベトナム戦時のものです。2次大戦時とほぼ同じです。1974年のタグがあります。

1972年のものです。

縁の部分の編み方もほぼ同じですね。

こちらは1972年のものです。

一緒に入ってきた72年製のセーターです。若いころこれを普段着にしていましたが、ウールが固めでちくちくしたのを覚えています。今では貴重品です。

同じベテランが持っていたコットンキャップです。DSA-100ナンバーです。

 

現用のウォッチキャップともいえるフリースキャップです。ポーラテックを使っており軽量です。

こちらは1947年製のウィンターパイルキャップです。コットン生地にウールの内張り、イヤーフラップとつばの裏側は昔のフリース素材です。

1951年のウィンターパイルキャップです。WW2のものと異なり、つばの裏側のファーは無くなりました。起毛部分はアルパカの毛を使用しています。Cap, Field, Pile, OD, M-Q1が正式名称ですがM1951という通称の方がメジャーなようです。

1980年製の空軍B-9B ウィンターフライングヘルメットです。セージグリーンのナイロンで化繊のファーが付いています。SMALLサイズですが、比較的大きめな造りで55~57㎝くらいの大きさです。

こちらは同じつくりの1977年のアルファ社のものですが、タグにB-9Bの表示はありません。

WW2米海軍ウィンターキャップです。耳を覆い、後頭部もフラップでガードしてあります。外側はコットン、内側はウールフェルト製です。

ベトナム戦時の海軍用コールドウェザーA2キャップ(A-2キャップ)です。A2ジャケット同様の化繊のフェルトが温かいです。耳部分が少し立体的な縫製になっています。

二次大戦時の陸軍航空隊で使用されたD-1エアクルーキャップです。CAP,AIR CREW HWAVY, TYPE D-1という名称です。オリーブのウール製で、裏は起毛となっています。後頭部にUSAAFの星にウイングマークの白いスタンプが押されますが、こちらは見えなくなっています。

 

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