2021
05.06

ハンソンリグ A7Aストラップ

Vietnam

特殊部隊や長距離偵察隊員が敵地からの脱出時に縁に吊り上げてもらう(抽出)のためのストラップです。もともとはA-7Aという名称もありますが航空貨物を固定してパラシュートでおろす際に使われる4000ポンド耐荷重の強力なナイロンベルトでA7Aストラップとも呼ばれています。これを体に巻き付け端のDリングをカラビナにつないでロープで吊り下げるのですが、MACV-SOG隊員のビル・ハンソン氏が考案したのでハンソンリグという名がつけられています。

ストラップの元々の長さは4.5メートルほどあります。

特殊部隊隊員が腰にカラビナでぶら下げている写真です。

 

装着に時間がかかる為、その後専用のSTABOリグが考案されましたが軽量で持ち運びやすいので非常用に戦争後期まで使用されたようです。今回のストラップはベトナムの倉庫から見つかりましたが1974年の金具がついており終戦まじかにアメリカから供与されたものが現地に残っていたようです。

カラビナも紹介します。こちらはベトナム戦中1970年製

こちらは戦後の81年製です。

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