2021
10.30
10.30

フライングブーツ FWU-3/P
歩兵用のブラックレザーブーツと似ていますが、構造が異なり一番下のアイレット(鳩目穴)の下から、かかと付近まで側面に一直線に長い縫い目があります。またソールもフラットで底のすべり止めの凹凸がありません。これはおそらくペダル類を操作する際の引っ掛かりを防ぐためと思われます。別名アラートブーツとも呼ばれ、1962年ごろから現在まで使用されています。
またアイレットは10個ありますが、これにクイックリリースジッパーを取り付ける仕様で、早く着脱できることを重視しています。パイロットが待機時にすぐにブーツを履いて出動することを考えています。
もう一つの特徴が裏部分で、裏は白いソフトレザーが貼られておりインスレーテッドである程度の耐寒性があります。このブーツは1967年のものでした。
同じ時期、海軍では同じデザインで赤っぽい茶色のレザー製のものを採用しています。
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