08.26
ERDLカモ(グリーンリーフ/ブラウンリーフパターン)ファティーグ
タイトルの写真はERDLカモのジャングルファティーグです。
ERDLは米軍の研究所Engineer Research and Development Laboratoryの頭文字です。リーフタイプの迷彩はここで開発されたものです。1967年頃から実戦配備されており、初期はノンリップストップ生地でした。
一番薄い部分の地色がライトグリーンのものはグリーンリーフ(Lowland pattern)、地色がカーキのものをブラウンリーフ(Lowland patteern)と呼んでいますがコレクターがつけた名称です。この区別については別の機会に書き足します。これは未使用の状態です。
数回洗われたものです。
かなり洗われ褪色したものです。グリーンリーフでも褪色すると地色がカーキに近いこのような色調になります。
こちらは水を通していない状態のブラウンリーフです。
ブラウンリーフの海兵隊スタンプのあるジャケットです。背中部分の裏側が白っぽい生地です。ブラウンリーフに時々見られるもので、プリントの染まり具合によるものか、生地自体の色が白いのかは分かりません。
この生地は民間にも出回りハンティング用に販売されました。
また南ベトナム軍にもこの生地を使った戦闘服が供与されました。
このパターンはベトナムのジャングルで非常に効果があり、ヘリコプターが地上の友軍兵士を見つける際にこの迷彩服を着ていると見つけられないことがあったそうです。小学生の頃の思い出ですが、戦争ごっこでナニワガラクターさんの通販で買ったERDL迷彩服を着て斜面にへばりついていたところなんと2メートルほど前に立っていた友達が私を見つけられなかったことがありました。当時XSは売っておらずスモールショートの上下を3000円で買いましたが大きすぎてダブダブでした。
珍しいパッチ付きの当時使用されたグリーンリーフジャケットです。左袖に196軽歩兵旅団のツイルパッチ、右袖に第23歩兵師団のメロウドエッジの縦長変形パッチが付いています。(右袖のコンバットパッチは以前戦闘地域で所属していた部隊のものをつけます。)第196歩兵旅団は1976年から71年まで第23歩兵師団の一部でしたが、71年に独立した旅団となったのでこの間に所属していた方のものと思われます。
173空挺旅団中尉が着ていたリップストップ生地になる以前の、初期リーフのジャケットです。DPSCダイレクト生産品コントラクトナンバーは8248です。
黒のツイル生地に鷲の顔をミシン刺繍したローカルメイドの師団章が付いています。タブはカットエッジの支給品です。
サブデュードのCIB、ジャンプウィング、両テープが付いています。襟に金属階級章がつけられていた穴の跡があります。
未使用のグリーンリーフパンツです。1968年のものです。褪色が無いので裏と表が同じ色の濃さです。スモールレギュラーでウエスト80㎝、股下も80㎝でした。
こちらは1969年のもので、使用され何度か洗われているので、少し褪色があります。スモールレギュラーでウエスト76㎝、股下76㎝です。
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