2022
08.09

特殊部隊 デタッチメントB-51 プラーク

Vietnam

プラーク(飾り盾)については特殊部隊全般のものや、その中のMACV-SOGのものなのどを過去に紹介しましたが、今回は第5特殊部隊 B-51デタッチメント(分遣隊)の隊員宛に贈られたもので、家族が手放したものです。珍しくカラフルで立体的な造りです。ドン バ シンという地名と1970年の日付が書かれています。

1970年後半にB-51 はドン バ シン 特殊部隊キャンプ(カムラン湾内、ニャチャンの南)でニューージランドSAS訓練チームとともにカンボジア系のクメール人からなるFANKの訓練を始めました。クメール人の特殊部隊をベトナムでの戦闘に参加させる画期的な計画でフリーダムランナー(自由の走者)作戦と呼ばれました。UTIG(USARVN Individual Training Group)と呼ばれる組織で、当時の資料は少なく機密性が高い部隊だったと思われます。

キャンプと言っても巨大な施設です。ニャチャンの南20㎞ほどのところにあり、特殊部隊用の前進基地で飛行場も併設されています。LLDB(南ベトナム特殊部隊)の訓練基地としても使われました。

その後同じ出所からの別のプラークが送られてきました。こちらのプラークには、軍曹の名前が書かれていました。調べてみたところこちらの元軍曹の方のものです。2019年に亡くなられれ、家族が手放されたようです。

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