2020
06.29
06.29
米軍 ベトナム ブー二ーハット(パッチ/刺しゅう入り)
ベトナム戦争当時に支給が始まった熱帯地域用のハットをブーニーハットと呼びます。Boonieは英語のBoondock(ジャングルや山奥の僻地)から派生した言葉で、ジャングル戦用に日差しや雨を防ぐ円形の広いつば、カモフラージュの枝や葉を入れるループが付いており、支給時には顔を覆う蚊帳も付いていました。
だらしなく見える帽子でしたが兵士からは人気があり、様々な改造やデコレーションが施されました。部隊章を頭頂部に付けたりつば部分を曲げて固定しカウボーイハット風にしたり、現地のテーラーで文字を刺繍したりさまざまなスタイルが生まれました。
こちらのリーフパターンのハットは歩兵のパッチが前面に縫い付けられ、裏にネームタグが付いています。名前と認識番号の後にRECONの文字が見えます。LRRP隊員のものと思われます。
こちらは1976年から77年に第110MP中隊の隊員として韓国に派遣されていた兵士のハットです。ハット自体は支給品ではなく厚手の生地で現地で作られたものと思われます。
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