南ベトナム空挺 ブラッシュパターン

Vietnam

南ベトナム軍はカモフラージュのパターンが多く、ダックハンター、タイガー、リーフなど様々です。こちらは初期の空挺部隊で使用されていたブラッシュパターンです。ブラシで履いたようなパターンなのでこう呼ばれますが、欧米のコレクターはその色調からピンクパターンと呼ぶことが多いです。

こちらは後期タイプと呼ばれる生地の表面がざらついたタイプです。胸ポケットは側面にマチのある大きなものが付いており肩にエポレットと補強布が付いています。肘にも補強布が付いており、さらに前合わせの奥にガスフラップ（隙間をふさぐためのベロ）が付いています。

　

見えにくいですが1964年のA5サイズです。

 

こちらは初期タイプのシルクのような滑らかな表面の生地です。胸と腿にジッパー付きのポケットが追加されています。

この写真のように生地に艶があるものと、トップのイメージ写真のようなざらっとしたタイプがあり形状も数種類あります。

珍しい当時のカラー写真です。彼女と写したものでしょうか？この兵士のジャケットは胸ポケットがマチのない、小さなタイプです。後方にジープ2台が写っており軍施設の中から撮った写真と思われます。

2次大戦後期の英軍のウインドプルーフと呼ばれる迷彩パターンに近く、これをフランス軍が持ち込みベトナムでコピーされたと思われます。