南ベトナム軍ブーツ

Vietnam

タイトル写真は1975年4月30日のサイゴン近郊の道路に脱ぎ捨てられた大量のブーツです。北側の勝利が確実となった際、多くの南ベトナム兵は軍服やブーツを脱ぎ捨て私服に着替えて北側の追求から逃れようとしました。

ベトナム当時米軍はジャングルブーツやブラックレザーのコンバットブーツを履いていましたが、南ベトナム軍はどんなブーツを使用しそれはどこで作っていたのでしょうか？南ベトナムは衣類や帽子、装備品については自国内で生産しているものも多かったですが、ヘルメットやブーツ、武器など自国に生産技術がないものは輸入に頼っていたようです。

ブーツに関してはこのタイプに近いものを使用していたのですが、タイガーストライプなどと同様アメリカが日本で調達、日本の靴メーカーで作っていたものが多いと思われます。これはベトナムで見つけた6Wと小さなサイズの7つ穴のコットンブーツです。

DA-92-557-38986のスタンプがあります。

これのODのものもベトナムで時々見つかりました。もっと長いこのような8つ穴のタイプもありました。