2022
05.21

正体不明のポーチ

others

アメリカからの荷物を検品していて、このようなポーチが見つかりました。全体の雰囲気とklikit刻印のスナップ金具から米軍のものと思われ、ナイロン製なので1970年代後半から80年代かな?とおもったのですがスタンプが無いのでそこから先が手詰まりです。M16の30連マガジン用にも感じますが、蓋を閉じたとき側面が丸見えなので泥が入り込みそうです。サイズ的にはSAW(分隊支援機関銃)のボックスが2個入りそうなのですが背面が金具ではなくやけに幅広なベルト用ループになっていました。

と、そこから2時間ほど何度も目薬を差しながら調べまくった結果、アメリカのフォーラムでこのような写真を見つけました。

M2/M3ブラッドレー歩兵戦闘車の可倒式シートの底の部分で、ここにM16によく似たM231ファイアリングポートウエポンのマガジンを収納するようです。歩兵戦闘車の側面の穴から射撃するための専用の武器でフロントサイトとストックが無く、内部もM16とは大きく違う構造です。

これ以外はマニュアルなどにもポーチのことは出ていないのですが、背面のベルトループとの関係からおそらく正解ではないかと思います。

歩兵戦闘車は本来戦場で兵員を安全に輸送する兵員輸送車を発展させたもので、輸送されている歩兵が外に向かって射撃できる装備を持った車両です。ところが歩兵の持っているライフルをそのまま車内の銃眼から射撃するとマウンとの結合と銃床が邪魔になる点、発射時のガスが車内に充満するなどの問題があり米軍では専用の武器を銃眼に取り付けたままにしました。歩兵1人につき車内用と車外用で2丁の銃を持つことになってしまいました。

その後…

こちらのバッグはすでにオークションで販売してしまいましたが、20年来のコレクターの友人からベトナム戦時のストーナー100/150連マガジン用のもので海軍のSEALSで少数使用されたものではないか?とのご指摘をいただきました。ただ元隊員の方が、そのレプリカを生産したことがあるそうでオリジナルもレプリカもスタンプが無いので真贋の判断が難しいアイテムだそうです。あまりに深いお話でオリジナルの写真もないのでどなたかご存じの方いらっしゃったらアドバイスください。

新たな情報をいただきました。昔からお付き合いのあるミリタリーサープラス キャンプ・ビッキーの池田さんから、下記のQRVベストの写真と情報をいただきました。ありがとうございます!

湾岸戦争でデルタフォースが使用したものということでイギリスのショップから購入したもので、本当に湾岸戦争でデルタフォースした個体かは少々怪しく感じますが、1点ものでいろいろとおもしろいカスタム品を扱っていたショップなので、ちゃんとした米軍放出品なのは間違いないかと思います。英軍特殊部隊の隊員からの放出と思われる一点ものも多く扱っていたので、英軍特殊部隊の隊員がデルタ隊員から入手したのかもしれません。

米軍のQRVベストに例のポーチが縫い付けられています。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。