2022
09.05
09.05
ベトナム戦時のドリンク缶オープナー(ボトルオープナー )
1960年代頃のカンオープナーを以前からオークションでコツコツ販売していたのですが、時々ご質問を頂くので記事にしました。
ドリンク用の缶容器は1950年代から一般に広まったのですが、当初は器具を使って開ける方式のものでフラットトップ缶と呼ばれました。1950年代末に缶自体についたリングを引っ張って開けるプルトップが発明され、60年代中ごろから徐々に広まりました。ベトナム戦争中はまさにこの変換時期で、私がベトナム買い付けに行っていた時、昔の空き缶を見るとフラットトップの方が多かった印象です。当時はガソリンスタンドの古い看板や、古いドリンク容器などがまだ残っていて、それを探しているディーラーもいました。
フラットトップの場合、缶切りで蓋を切り取るのではなく、オープナーを縁に引っ掛けて、てこの原理で三角の飲み口の穴をあけ、飲み口の反対の縁に空気穴としてもう1か所穴をあけました。今では使わない道具です。反対側に栓抜きが付いているタイプもあります。
様々な飲料メーカーが自社のブランドネームを刻印して当時の缶ケースとともに配っていたようです。
チェッカーデザインのコカ・コーラです。
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