2021
05.31
05.31
M24ヘリクルー用ガスマスク
ベトナム戦時のガスマスクで、ヘリコプター搭乗員用の変わったガスマスクです。前面に大きなシールドがあり、視界がよく作られており内部にマイクが内蔵され無線の会話がしやすく作られています。キャニスター(ガスをろ過するフィルター)は本体とホースでつながれています。
面体に69年、排気弁のカバーに64年の年号があります。このタイプのマスクは80年代まで生産されていたようです。
なぜヘリコプターでガスマスクが必要なのか不思議ですが、当時の搭乗員の記述だとヘリの着陸地点付近の敵を排除するためにCSガス(軍用の強力な催涙ガス)手榴弾を使うことがあり、その際には乗員全員マスクを着用したそうです。
戦車兵用のM25ガスマスクと外観上ほとんど差がないのですが見分けるポイントは無線のジャックがこのようにオスのピンが突き出しているのがM24、メス側の穴が2個のものがM25
シールドの下部の見える位置にこのような丸いマイクが見えるのがM24、M25はくちばし部分に内蔵されています。
それ以外はほとんど同じもののようです。
M24とM25のマニュアルですが1988年のものです。かなり後まで使用されていたんですね。
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