M18スモークグレネード /発煙弾

Vietnam

最近ベトナムの記事が続きますが、ベトナム戦物はここ数年少なくなるタイミングなので早めに紹介しておかないと手に入らなくなってきそうな気がします。頑張って記事を増やして、あとで継ぎ足していきます。

ベトナム戦争の写真によく見られる発煙弾です。グレネードと呼ばれていますが、煙しかでないもので煙幕、信号用として多用途で使われました。6色あるそうで信号弾として使う際は色によって使い分けられました。着火すると缶の下側の穴から煙が35～40秒ほど吹き出します。500グラム以上と通常の手榴弾より重く沢山持つのは大変だったと思います。

使用済みでも缶の下が焦げている程度で原型は残るので、放出品として日本でも沢山販売されていました（最近はほとんど見かけなくなりました）。

未使用のものは底にグリーンのテープが貼られています。こちらは使用済で、あとから火薬カスがこぼれないようにガムテープで穴をふさいであります。

フューズはM201と呼ばれるもので発火の際はパン、と音がします。ほぼ同じ形状で白い煙が１～２分吹き出す信号用のAN-M8、後継のM83などがあります。こちらは缶の上部がコーラの缶のようにフラットなものですが、後期には上部縁に溝のあるタイプもあります。

ほぼケースも太いものと、カットされている部分が上ギリギリの（おそらく後期モデル）があります。

こちらは別のセットです。