2022
12.01

M18赤外線暗視双眼鏡 ナイトビジョン

Vietnam

1960年代に支給された、赤外線式の暗視用双眼鏡です。赤外線を照射する別のライト(光源)が必要で、そのため車両に搭載されたり陣地の防衛任務に使用されました。サーチライトに赤外線フィルターをかけると肉眼では全く光線は見えませんが、このスコープを使うと視認できます。ある程度遠距離の敵を発見する用途に使われたそうで、近距離用のメタスコープと若干用途が違います。

写真に写せなかったのですが、見える画像はメタスコープと同じで、少し輪郭がぼやけた緑色の世界です。ピントは左右の接岸リングで調整できますが、10m以内だとピントがぼけて見えます。重さ2.25㎏ありますが、陣地などでの仕様であれば許容範囲で、アイカップは側面の光をカットする大型のゴム製なので使いやすいです。

当時、後継のスターライトスコープと併用されたそうですが、見える画像はPVS1/2などの60年代のスターライトスコープとあまり変わらず、サーチライトなどがあれば、ほぼ同等の性能だったと思われます。

単2電池1本で稼働します。

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