2019
10.17
10.17
ベトナム戦 ダックハンターカモフラージュ(民生品、ハンティング用など)
アメリカのハンターが使ったダックハンターパターンの民間向け衣料を初期に派兵されたアドバイザー(軍事顧問団)などの兵士がベトナムに持ち込んだのが始まりです。その後、アメリカの予算でアジア各国で作られたものが南ベトナム軍に支給され、使われました。ベオガムと呼ばれることがありますが、ベトナム語で豹の意味で、斑点模様が特徴です。
これとは別に、上述したハンター用などの民生品が当時大量にベトナムに送られました。アメリカ政府の予算で行われたのか、あるいは民間の業者がベトナムで販売するために商売で持ち込んだのかは不明です。私が90年代にベトナムを訪れた際もアメリカブランド(生産は香港、台湾など)のハンティング用カモフラージュの衣類の中古品がたくさん残っていました。
初期のアドバイザーが多用したKAMOブランドのジャケットです。13星の金属ボタンが付いていますが軍用ではなくハンティング用です。下部にポケットがあり丈の短いパーカのようなデザインですが、実戦でもこのまま使用されました。こちらのジャケットは、当時の補修が多数あり実際に使用されたものと思われます。
こちらは胸ポケットのタイプですが、ボタンがすべてドットスナップです。緑の強いパターンです。日本や香港などのアジアで生産されたものと思われます。
香港ベオガムとか香港ダックと言われている赤みが強いパターンのジャケットです。実際にHonkKongのメーカーラベルが付いていることがあります。襟の後ろにループがありますがフード用と思われます。
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