08.23
CIAポーチ(CISOポーチ/インディジナスポーチ)
最近見かけなくなったCIAポーチについて取り上げてみたいと思います。
誰が名付けたのかCIAポーチという名称は海外でもよく使われていますが、CISOポーチとかインディジナスポーチなどとも呼ばれています。
1980年代、東京のアメ横のガンショップで800円で購入した覚えがあります。それからコンバットマガジンでCIAポーチという呼び名が紹介され、何だかわからず扱われていたものが少し希少なものなんだと認識されたようです。沖縄のショップなどでは、マガジン用の区切りの糸をほどいて、ショルダーバッグに改造して販売していたのを覚えています。
現在は大分貴重品となり、アメリカのショップでも100ドル以上で販売しているところもあります。何のマガジンを入れるために作られたのか定かでありませんが、M1カービンの30連や45口径のSMGなどを汎用的に使えるように考えられているようです。
フラップの留め具はマガジンの長さによって調整できるようになっています。また、ローダー等を収納するための小さなポケットがついているのも特徴です。
比較的初期のOD生地 キャンティーンスナップ(リフトザドットスナップ)のタイプ
同じく後期のカーキ生地 バックルストラップタイプ
カーキのものは沖縄でよく売られていたため沖縄製と言われていますが
私はどのタイプも沖縄で作られたのではないかと思っています。
米軍の正式装備ではなくタイガーストライプの衣服と同じように
MDAP(Mutual Defense Assistance Program)
アジア圏の自由主義諸国の共産化を防ぐため物資などの相互援助をすすめる相互援助プログラム
の一環で南ベトナム政権を援助する為にアメリカのお金で作られた現地装備となります。
そのためこの名称になったのではないかと思います。
現地製ということもで、このほかにもさまざまなバリエーションがあります。
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