11.18
ベオガムパターン ジャケット/パンツ(ダックハンターカモ 支給品)
ベオガムの当時のまま保管されていた未使用品が入ってきました。褪色していないので色の参考になると思います。シャツパンツ別々に、ビニール袋に紙のサイズタグと一緒に入って支給されました。ビニール袋はさすがになくなっていました。
以前の記事と統合しました。
下記は2009年のNam-logの記事です。
それから十数年経って、今ではリアルマッコイさんなどメーカーでも復刻版が作られていますね。
ベオガムパターンといわれているカモフラージュの衣類です。もともとは鴨猟でハンターが使ったダックハンターパターン(民間向け衣料)をアメリカがベトナム戦争に持ち込んだのが始まりといわれています。
ベオガムとはベトナム語で豹の意味で、豹の斑点のような模様が特徴です。
このベオガムは民間向けではなく、ベトナム戦争で使用するためアメリカの予算でアジアの工場に作られ南ベトナム軍の一部に支給されたものです。このプログラムをMDAP:Mutual Defense Assistance Program と呼ばれタイガーストライプもほとんどがこのようにして日本や韓国などで作られたそうです。米軍にはこの種の衣類は支給されませんでしたが、南ベトナム軍のものを回してもらったか市場などでの横流し品を入手して使っていたようです。
新品だとこのように緑と紺が強い迷彩なのが使い込むと紫っぽく退色して、かっこよくなります。写真はアドバイザーの本などを出しているポール・ミラルディさんが送ってくれたものです。
初期の13星のメタルボタン仕様のタイプです。ベトナムから出てきましたが、日焼けでいい感じに褪色しています。
当時ハンティングメーカーで作られた同様の明細とは異なるパターンで、そのベオガムにも数パターンあるのですが、見分けるのはかなり難しいです。昔はタイガーストライプのほうが人気があったのですが、このところタイガーより生産数が少ないためなかなか見つからなくなってきました。
戦争当時写真館で撮影された写真です。
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