2020
05.19
05.19
エア・アメリカ
Air Americaを良くアメリカン航空と間違える方がいますが、全く違います。
Air Americaは1950年代からベトナム戦争直後まで存在した航空会社で、機体は無塗装のジュラルミン色。AIR AMERICAのロゴが側面に入っている機体もありましたが、全くマークもないものも多数ありました。
横田基地や沖縄にも多数展開していたため、以前60年代に日本の航空マニアが発行した写真集にもこの無塗装の機体が取り上げられており空軍機とも民間の航空会社とも違う怪しい存在、としっかり識別されていました。
こちらはエア・アメリカの搭乗者向けのフライトインフォメーションカードです。
当時パンナムなどでも同様のカードがありましたが、エア・アメリカはCIAがアジアで活動の為に必要な人員、物資、武器を空輸するためのカモフラージュとして作ったフロントカンパニーです。
こちらはパイロットの制帽に付けるバッジです。
パイロットは現役または元軍人でスチュワーデスはおらず、東南アジア地域に展開しておりラオスにおけるCIAの秘密作戦を支援したことで有名になり、同名の映画も作られました。
関連アイテムは珍しく、先日制帽が2500ドルで取引されていました。
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