10.14
ゴールドタイガー (アドバイザーパターンスパース)ADSパターン
ベトナムにアメリカ人の大物ディーラーが来ていてこれから1週間滞在するそうです。
その前のタイミングにベトナム入りできたので、間一髪で入手出来た希少なアイテムを紹介します。
こちらはADSパターン(通常ゴールドタイガー)と呼ばれているタイガーストライプで、地色の部分が黄土色またはライムグリーンですが、褪色するにつれ金色に見えるので昔から人気のあるパターンです。まだ色が強く残っているので黄土色に見えます。
USカットと呼ばれるポケットフラップのボタンが2つづつで、腕にもスモールポケットのついたタイプです。
このほかにポケットのボタンが1つづつで、フラップでボタンが隠れるデザインのものがあります。
ストライプの部分ははじめ真っ黒ですが、経年か褪色により薄い黒か紫色に変わります。当時の生地のプリントの違いで、黒い部分と紫の部分が混在しています。グリーンの部分も黄土色に色が転ぶものと、ライムグリーンと茶色のギラギラした色に転ぶものがあります。
こちらはUS RMというスタンプがあり、(これがカットと呼ばれる所以です)さらに逆向きにMのスタンプが押されています。
実際のサイズは非常に大きく、平置きで脇から脇まで59㎝、着丈72㎝、袖丈57㎝あります。
このサイズですとアメリカ人やヨーロッパ人が高額でも欲しがるので、なかなか日本のディーラーに回ってきません。
こちらは同じパターンのパンツです。ラベルにレギュラーミディアムのサイズ表示があり、ウエスト80㎝股下71㎝でした。
こちらのジャケットは褪色が少なく、少しグリーンがかった色です。
こちらのデッドストックのものはポケットのボタンがループ留めの1つで、隠しボタンになっています。サイズ表示がA-Sなどのアジアサイズなのでアジアカットと呼ばれています。
四角に囲まれたA-Lの表示です。前合わせの裏側に四角に4のスタンプがあります。ちなみにアジアLで身幅45㎝、着丈67㎝、袖丈53㎝、肩幅42㎝とUSサイズより2まわりくらい小さく細身です。
袖ボタンに縫製時の糸の残りがあります。デッドストックのものはこうしたいとのあまりが多く残っていることが多いです。ボタンのつけ方は大量の糸を使っていますが、全体的に緩くて最後の縫い留めが甘いため長期間使用すると外れやすいです。前合わせボタンの脇にインクが足りなくなったためのプリント抜けがあります。
プリントが粗く行われた証拠写真(笑)3点です。最初はプリント時に生地の糸が飛び出していてそのままプリントしたため糸のあった部分がグリーン・黒ともにプリント抜けしています。次は生地の糸が団子状につき出ていたため団子部分の一部しか黒く染まっていません。最後は裏から見た写真ですが十分に乾く前に重ねられたため他の生地の黒部分が裏地に移ってしまっています。タイガーストライプの多くは当時日本でプリント、縫製が行われたのですが、比較的急なオーダーで細かいテストや検品もなく生産されたようでこのようなばらつきがあるのが面白いです。
ライムグリーンと茶色(黄土色)に転んだカラーの上着が入りました。ストライプでない部分の3色の濃淡が細かく出ています。またストライプ部分の色の重なり、プリントのかすれた部分もアップで写してみました。こちらはハンガーループが付いており、その下のサイズ表示がLの1文字のみです。測ってみると平置きで脇から脇まで60㎝、着丈71㎝、袖丈57㎝、肩幅52㎝で一番上で紹介しているUSRMのものとほぼ同じサイズです。
アジアMサイズのパンツです。使用され若干褪色しています。
コメント
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こちらのタイガーは既に売れてしまったのでしょうか?
今月出品予定です!