2021
05.18
05.18
米西戦争~WW1 エンジニアボロナイフ
私の知識が無いせいなのですが、扱うアイテムを「WW1(1次大戦)~1980年代ころまで、アメリカ軍物中心」で仕入れることにしています。アメリカの友人たちもそれを知っているので、最近イラクで使われているような米軍アイテムなどは送ってきません。
そうはいってもジャンル外のものが混じることはあり、それはそれで面白いと思っています。
こちらは1900年前後米西戦争時代に米軍のエンジニア(工兵)に支給されていたボロナイフです。米西戦争はスペインとアメリカの植民地をめぐる戦いでこの後から、アメリカがスペインに変わり世界の覇権国になっていったきっかけといわれています。当時の米軍装備はまだ西部劇時代に近いものでした。
ボロナイフの名称はまさに1900年前後に米軍がフィリピンのモロ族との戦いで、モロ族の使用していた独特のナタ状のナイフをBoloと呼んだのがきっかけだそうでモロが訛ってボロとなったようです。その後も米軍のアイテムでボロナイフと呼ばれるものがいくつかあります。
非常に重厚で、湾曲した刃が特徴で木などを切ったりするためのデザインと思われます。コリンズという刃物メーカーの1005という型番のナイフですが、刻印は消えてしまっています。
1次大戦から2次大戦でも一部使われたようです。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。