2022
11.04

ナイフの通関手続き(飛び出しナイフ、剣、ダガーなど)

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友人がナイフをまとめて送ってくれたのですが、通関時にその中に武器に当たるものがあるとのことでした。友人に聞くと「Autoナイフ飛び出しナイフ)は送っていない」とのことで、先日税関さんにお邪魔しました。

別室で該当のナイフを並べていただきました。折りたたんだ状態ではハンドルにブレードを開放するためのボタンは付いておらず、一見普通のフォールディングナイフに見えました。ただ、ハンドルの背に当たる部分にスライド式の安全装置が付いていました。これを見た瞬間、やっぱりか、と思いました。

通常の折り畳みナイフの場合、ブレードを親指で起こすためのピンやノッチが付いているものでもかなりの力と親指の大きな半円運動がないと刃は起こせません。安全装置はポケットなどに入れたナイフが勝手に開いて怪我をするのを防ぐためのもので、これが付いているものは怪しいです。ハンドルの背の部分にガードの一部が飛び出していて、これをレバーのように手前に引くようになっていますが触らせてもらうと案の定見えない部分にスプリングが内蔵されていて、すごい勢いでブレードが開きます。

アシストナイフとかアシステッドナイフと呼ばれるもので、アメリカでも多くの州でAutoナイフは所持できないため、それをすり抜けるように作られたものです。アメリカのメーカーのものは親指で力を入れ続けない限りアシストされず、勝手に刃が起きることが無いものがほとんどです。今回のものはブレードを少し折り込んだ状態で手を離すとパチンと刃が起きました。銃刀法でも自動的に45度以上刃が開くものが規制対象なので、税関さんのご指摘通りすべてアウトでした。

中国製のナイフかと思ったのですが、友人に聞くとヨーロッパから入ってきたそうでウクライナ製らしいです。

 

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