2019
05.14

USMCクロスフラップキャンティーンカバー

WW2 US

 

アメリカの元ディーラー ボブさんから送られてきた水筒です。
このように当時つかわれていた状態で送られてきます。
カップ付のフルセットです。

左が前期の底にホールのあるタイプ、右が後期の穴のないタイプです。

底の穴は、水抜き穴と思われていましたが、水缶から水筒に水を入れるためにカバーを漏斗として使うために開けられたものだそうです。1943年9月、南太平洋の作戦地域から、「漏斗が無く貴重な飲料水が無駄に浪費されている」という報告を受けて開発されたもので。陸軍カバーでも試作されましたが、採用されたのは海兵隊のみでした。

ところが実際使用すると、極めて使い勝手が悪く、恐らく兵士からの不評で廃止されたものと思われます。クロスフラップタイプは朝鮮戦争まで使用されましたが、末期のものは穴無しが多くなりました。

フラップ内側に年代やデポスタンプがあるはずですが
海兵隊のものは薄く、どちらも読めません。

陸軍のカバーはインスレーテッド(中綿入り)
ですが、海兵隊はより軽量・簡素なつくりを目指し
一枚布の薄手キャンバスで作られています。

水筒とカップはどちらも1944年のものでした。
右のカップは湯沸かしに使われ、火にかけられた跡があります。

 

フラップが交差していない初期タイプについては
別の記事でアップします。

コメント

    • Shutze600
    • 2019年 8月 12日

    底に穴が無いのは、初期ではなく末期タイプだと思います。以下、理由。
    底の穴は、水抜き穴ではなく、水缶から水筒に水を入れるためにカバーを漏斗として使うために開けられたものです。
    これは、1943年9月、南太平洋の作戦地域から、「漏斗が無く貴重な飲料水が無駄に浪費されている」という報告を受けて開発されたもので。陸軍カバーでも試作されましたが、採用されたのは海兵隊のみでした(これに関する海兵隊補給部の詳細な文書が現存しています)。
    採用されたのはP2カバーで、それがP3に引き継がれました。P3のデザインは、衛生上の理由で隙間を無くすためにクロスフラップにしたもので、穴あきが前提でした。P3が初めて支給されたのは、1944年9月のペリリュー島上陸作戦からと思われます(それ以前の戦場写真では一切確認できないので)ペリリュー島で支給されたP3カバーには、既に底に穴が開いているのが確認され、硫黄島も同様です。
    しかし、実際使用するとわかりますが、極めて使い勝手が悪いのです。恐らく、兵士からの不評で廃止されたものと思われます。P3は朝鮮戦争まで使用されましたが、末期のものは穴無しが多いと思います。

      • advisors
      • 2019年 8月 12日

      ご指摘ありがとうございます!!
      アメリカのディーラーから聞いた話を書いたのですが、おっしゃる通り違っていたようなので
      記事内容変更します。
      頂いたコメント一部流用してもよろしいでしょうか?

  1. この記事へのトラックバックはありません。